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*以下の記事は社団法人 日本広報協会 2006年8月発行の月刊『広報』よりの抜粋です。

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広報紙で「せいか検定」スタート   精華町(京都府)

歴史や雑学など町の様々な話題を百問連載

京都府精華町では、町への関心を高めてもらおうと、広報紙『華創』の六月号から、歴史や文化など地域に関する様々な話題をクイズ形式で出題する「せいか検定」を連載している。一号当たり四〜七問掲載し、一年半から二年かけて計百問を出題する予定だ。

「せいか検定」は入門編
精華町広報紙「華創」の7月号「せいか検定」から。関連の写真を付けて解説する。精華町http://www.town.seika.kyoto.jp/

「わたしたちはこのまちのことをどれぐらい知っているのでしょうか。このまちを知ることで、このまちをもっと好きになるかもしれないし、このまちにもっと誇りをを持つ、さらには、このまちにもっと責任をもつ、そのきっかけづくりが出来たら、との願いを込めて、ここに『せいか検定100問』を宣言しスタートしました。さて、あなたは、このまちのことをどれぐらい知っていますか。」

「せいか検定」の冒頭に毎号掲載されている「せいか検定宣言」にも書かれているように、「せいか検定」は、読者である町民に、町への関心を高めてもらうのが目的だ。

「ご存じのように、ここ京都では京都検定が人気を集めていまして、全国でも同じような取り組みが流行っていることから、そのブームに乗っかろうと、精華町版の地域検定を始めてみました。町外や府外からも問い合わせが来るなど、反響はいいですよ」。こう語るのは、企画調整課広報担当課長で、「せいか検定」のコーナーを担当する東義久さんだ。

「せいか検定」は毎号二ページを使い、町に関係した人や物、歴史や文化、芸能など、町に関するあらゆる話題を、ジャンルを問わずに掲載していく。出題に対する解答や解説も同じ号に載ることから、クイズ形式というよりは、Q&A形式の読み物記事に近い。

「出題されたらすぐ答えを知りたくなるもの。だから、解答も一緒に載せています」(東さん)

第一回(六月号)では、「『精華』という名前のいわれは?」「精華町の前身は?」「山城国一揆の終焉の城とは?」など、町や地域の歴史に関する問題が並んだ。

「山城国一揆」とは一四八五年に現在の京都府南部の南山城で、国人や農民が協力し、守護大名の畠山氏を排除し、以後八年間自治を行ったことをいう。東さんはかつて町史編さんにも携わり、町や地域の歴史に詳しいことから、自身の知識を生かせるこの連載を企画した。

「歴史ファンからみたら、数十行の解説では物足りないという方もいらっしゃいます。そういう方のために、解説にはできるだけ出典なども併記するようにし、もっと詳しく知りたい方は、それらを当たってもらうようにしています。『せいか検定』はあくまで、入門編として位置づけています」(同)

箸休め的な記事として

東さんはこの四月に広報担当になったばかりだが、実は平成九年三月まで十年間ほど広報係に在籍していたベテランの広報担当者。全国広報コンクールに入選した実績もある。

その東さんが以前から気掛かりだったのが、以前に比べて『華創』がお知らせ主体になり、広報担当独自の企画が組みにくくなっていることだ。

「学研都市」という町のキャッチフレーズが示すように、精華町の周辺は「けいはんな学研都市」の中心地で、学研都市の中核施設「けいはんなプラザ」や国立国会図書館関西館、「私のしごと館」など、国や民間企業の大規模な施設が立地している。学研都市開発に伴って鉄道や高速道路、宅地も整備されたことから人口が急増。精華町は前回の国勢調査で、人口の伸び率が全国でトップクラスになった。それらの施設では地域を対象にしたイベントも開催されることから、学研都市づくりを推し進める精華町としても、イベント情報を広報紙に掲載するなど、積極的に支援していかなければならない。掲載する情報量が自然と増え、紙面構成に余裕がなくなっているのが現状だ。

「今後の予定としては、毎号全三十二〜三十八ページの中で、巻頭で特集などの企画記事を組みつつ、住民参加のページを充実させていこうと思っています。その一方で、箸休め的な記事として、『せいか検定』を気軽に読んでもらえたらと思っています」と東さん。

「せいか検定」には、「町に住んだことのある、日本初の同一年グランドスラムを達成したことのあるプロゴルファーとはだれ?」(七月号)など、町民や他の職員などからの情報がネタになった問題もあり、今後は、こういった雑学的な話題も積極的に扱っていくという。

精華町

広報紙「せいか」

社団法人 日本広報協会

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